水力精米とは
水の力を動力として、そのエネルギーを精米機に伝えることによって米を研磨します。その昔、水車の動力を水車小屋の中に設置した上下に動く杵に伝えた方法と同じです。現在は杵ではなく、回転する動力として精米機に伝達しています。
熱を持たない

水力精米の最大の特徴は、何度も循環させ、ゆっくり精米できるところです。お米の乾燥具合などにより力加減を調節して、お米に熱を持たさないように精米します。
だから、お米の持つ本来の風味や品質を損なわず美味しいお米に仕上がるのです。
動力発生のしくみ
川の約300m上流から位置エネルギーの損失が少ないよう、緩やかな斜度の水路で建屋の内部に水を運んできます。そして3mの落差を稼ぎ、一挙にタービン層内部に落とし込み、6馬力の動力を作り出します。ここで作られた動力をベルトにより各々の作業機械へ伝えます。


▲のどかな風景に佇む精米所

▲精米所に引き込まれる水路